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ワクチン接種について

VACCINATION

予防接種について

当院では一般的な予防接種ワクチンを院内に常備しております。

ワクチンの保存と管理は厳格に実施。適切な温度を安定的に保つため、ワクチン専用の保管庫を設置し日々保管庫の温度管理を徹底しております。

日本で接種したワクチンを継続接種する場合の注意事項

二回目以降の接種を日本国外で行うことが当初よりわかっている場合、現地に継続接種可能なワクチンがあるか必ずご確認下さい。

日本で通常接種するワクチンの中には、日本国外で利用されていないものもあり、米国にある予防接種ワクチンで継続接種ができない場合がございます。その場合、1回目より再度打ち直す必要が出てくるケースもあるため、ご注意下さい。

年齢別成人予防接種スケジュール

米国では米国疾病管理予防センター(CDC)が提唱している予防接種スケジュールを一般的に参考に致します。

渡航者・成人向け予防接種について

予防接種はお子様だけでなく、大人も重要です。米国は世界で一番豊かで、医療は世界最高水準。幼少時には日本より多くの予防接種を受診します。しかしながら、米国外からの渡航者も多いこともあり、時折伝染病が流行。

近年でははしかとインフルエンザが全米で流行しました。これらの予防接種ワクチンを事前に接種頂ければかかる可能性は低下します。ご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせください。

ご注意:黄熱病ワクチンについて

南米へご出張になられる際など、黄熱病流行国で黄熱病ワクチンの接種が入国のために必須であることなどから、時折黄熱病のワクチンに関するお問い合わせを頂いておりますが、黄熱病ワクチンの接種には施設で専門の資格を得る必要があり、当院では現在実施致しておりません。ニューヨーク市内で黄熱病ワクチンを接種頂ける病院は以下の通りです。参考までにご覧ください。

(CDC:Centers for Disease Control and Prevention)

厚生労働省が北アメリカ渡航者へ推奨する予防接種

2019年11月時点の情報です。予告なく情報が更新されることがございます。
参照情報:海外渡航のためのワクチン(予防接種)厚生労働省検疫所「FORTH」

渡航前の予防接種を推奨するワクチン

麻疹(はしか)・風疹

MR(麻疹・風疹)の入った二種混合接種となります。又は、MRに流行性耳下腺炎が加わったMMR三種混合があり、米国ではMMRが一般的です。2018年末~2019年にかけ、ニューヨークを中心に全米で麻疹が流行。ニューヨーク市は麻疹の非常事態宣言を実施するなど話題となりました。

基本的に米国人は麻疹の予防接種を学校入学時に受診しておりますが、日本で義務教育を受けた方々の中には、はしかの予防接種を十分に行っていない世代も存在するため、注意が必要です。

局地的な発生があるなど、リスクがある場合には接種を検討するワクチン

水痘、インフルエンザ

インフルエンザは日本同様、毎年秋から春ごろまで米国でも発生致します。2018年~2019年のシーズンは特に大流行し、米国で8万人の方々がインフルエンザによって死亡致しました。特に2018年~2019年は予防接種の接種率が平均より低くなっていたことも一因だったようです。

米国CDCが推奨する予防接種

Recommended Adult Immunization Schedule for ages 19 years or older, United States, 2019

19歳以上の大人に推奨される予防接種スケジュール

リンク元:米国疾病管理予防センター(CDC)National Center for Immunization and Respiratory Diseases

厚生労働省が北アメリカ渡航者へ推奨する予防接種の一覧

※以下ワクチン費用に加え、別途接種代$20発生致します。

※自己負担時の金額です。

ワクチン種類 接種
回数
予防接種時期 料金
A型肝炎<Havrix> 2回

初回→6ヶ月後

ご注意:日本ではエイムゲン(接種3回)が一般的ですが、海外ではHavrixなど2回接種します。日本製のエイムゲンは継続不可のため、注意が必要となります。

$175
B型肝炎<Engerix> 3回 初回→4週間後→6ヶ月後 $170
A型B型肝炎混合<Twinrix> 3回 初回→4週間後→6ヶ月後 $260
Tdap
(破傷風・ジフテリア・百日咳、Adacel)
1回 10年に1回(特別な理由を除く) $115
MMR<MMRⅡ>
(麻疹*はしか・流行性耳下腺炎・風疹)
2回

過去に 1度接種された方は 少なくとも1回。接種時期が不明の場合 4週間空けて 2回。

2018年ニューヨークを中心にはしかが大流行。ニューヨーク市で非常事態宣言が発生しました。当院お知らせ記事:ニューヨーク市ではしか非常事態宣言(2019年4月)

$165
HPV<ガーダシル9> 3回 15-45歳の接種推奨。従来のワクチンはHPVのうち2つのタイプに対応しておりましたが、新しいガーダシル9のワクチンは9のつのタイプに対応し、全体の90%をカバーします。 $450
日本脳炎
(要在庫確認)
2回 初回→28日後以降 $510
狂犬病(要在庫確認)
<Imovax Rabies: Sanofi>
2回

初回→7日後→21~28日後

Diploid cell型の狂犬病ワクチンであれば国外からのワクチンでも継続接種可

$600
腸チフス(要在庫確認) 1回 渡航2週間前 $185
インフルエンザ 1回 毎年8月~翌6月(例年9-10月入荷) インフルエンザワクチンは大人、お子様対応しております。入荷数が限られていること、流行後の接種では遅いところもございますので早めのご予約をお勧めしております。 $30

予防接種に関する各種保険のご利用について

米国の医療保険

当院ではPPO(Out of Networkもカバーする保険)の保険をご利用頂けます。予防接種(Preventiveなど)の項目について、Out of networkの保証内容がございましたら、保険の申請をすることが可能です(但し、保険会社からのお支払を100%保証するものではございません。)

日本の海外旅行傷害保険

通常、海外旅行保険は旅行中の疾病に関してカバーするためのもので、予防接種を含め、予防するための医療サービスに関しましてはカバーの対象にはなりません。

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