家庭医療科(内科/小児科)は、家族全体を対象とした総合的な医療サービスを提供する診療科目です。日本ではまだ家庭医療がそこまで普及していませんが、米国では一般的で、当院の医師は家庭医療の専門家です。
家庭医は、急性および慢性の病気の診断と治療、予防医療、健康維持、健康教育を行い、患者様の年齢や性別に関係なく一貫した医療ケアを提供します。患者様の全体的な健康状態を把握し、長期的な医療関係を築くことで、より的確な診断と治療が可能になります。また、専門医への紹介が必要な場合にも適切な連携を行い、患者様の健康管理を総合的にサポートします。
総合診療/内科_家庭医療
INTERNAL MEDICINE
診療内容
家庭医療科(内科/小児科)とは?
家庭医の役割
家庭医の役割は、患者様の全体的な健康状態を管理し、一貫した医療ケアを提供することです。家庭医は風邪やインフルエンザ、慢性疾患、メンタルヘルスの問題など、幅広い健康問題に対応します。また、予防医療として定期健診や予防接種、健康相談などを行い、病気の早期発見や予防に努めます。さらに、専門医が必要な場合には適切な医療機関に紹介し、患者様が最適な医療を受けられるよう支援します。
家庭医療科(内科/小児科)
アメリカでは日頃からご家族が掛かりつけになっている医師のことを『ファミリードクター』と呼び、基本的にはどのような症状の場合でもファミリードクターにまず診察してもらいます。
ファミリードクターは手術や、専門治療を受ける必要があるかどうかを判断し、必要に応じて適した病院や、専門医を紹介したり、入院や手術の手続きなどを行います。したがって日頃からご家族の病歴や健康状態を十分に把握し、健康管理を任せることの出来るファミリードクターを持つことは、安心してアメリカ生活を送るためのファーストステップです。
内科
家庭医療科(内科/小児科)(内科/小児科)が大人から子供まで広く担当するのに対し、アメリカの内科医は大人の健康管理を総合的に行っています。
高血圧、糖尿病、高脂血症といった生活習慣病の管理をはじめ、癌、心疾患、脳疾患の予防と治療、そして目や耳、精神病、婦人科といった専門分野についてもご相談いただけます。
小児診察領域
家庭医療科(内科/小児科)では、子供の健康管理も重要な役割を担っています。家庭医は、予防接種、成長・発達のモニタリング、一般的な病気の診断と治療を行います。また、親とのコミュニケーションを通じて、子供の健康に関するアドバイスや教育を提供します。家庭医は子供の健康問題に迅速に対応し、必要に応じて小児科専門医への紹介も行います。これにより、子供の健康を包括的にサポートし、健やかな成長を促します。
婦人科診療領域
家庭医療科(内科/小児科)では、女性の健康管理にも力を入れています。家庭医は、婦人科検診、妊娠前および妊娠中のケア、月経や更年期に関する相談などを行います。乳がんや子宮がんの検診、避妊相談、不妊治療の初期相談も受け付けています。女性特有の健康問題に対して、家庭医は適切なアドバイスと治療を提供し、必要に応じて専門医への紹介を行います。これにより、女性のライフステージに応じた一貫した医療ケアを提供します。
治療方針
家庭医療科(内科/小児科)とは一次診療の専門家として、日本でいう内科、小児科、婦人科、耳鼻咽喉科、皮膚科、アレルギー科の診察を行います。
得意分野
プライマリケアとは、体調が悪い時に、初期診療をする医師の事を言います。一般診療内科医や家庭医療科(内科/小児科)医(ファミリードクター)がそれに当たります。中でも、ファミリードクターは乳児から高齢者まですべての年代の患者様を診察します。
プライマリケアを担当する医師プライマリ・ケア・フィジシャン:PCP)は、一般的な検査・治療を行いますが患者様の病状によりさらに専門の検査・治療が必要と判断した場合、それぞれの専門科(皮膚科、循環器科、整形外科、耳鼻科等)を紹介します。
アメリカでは、PCPを決めておくのが一般的で、PCPは患者様に重大な病気が発生した場合の対処法をアドバイスし、スムーズにコーディネートしてくれる役割もあります。
よくある質問
家庭医療とは何ですか?
家庭医療は、個人および家族全体に対して包括的な医療サービスを提供する分野です。家庭医は、急性および慢性の病気の診断と治療、予防医療、健康維持、健康教育を行います。また、患者様の年齢や性別に関係なく、一貫した医療を提供します。
家庭医を選ぶ際に重要なポイントは何ですか?
家庭医を選ぶ際には、信頼性、コミュニケーション能力、アクセスのしやすさ、診療時間、医療施設の設備などが重要なポイントです。患者様のニーズや価値観に合った医師を選ぶことが大切です。また、口コミや評判も参考にすることができます。
家庭医療の利点は何ですか?
家庭医療の主な利点は、一貫した医療ケアを受けられることです。家庭医は患者様の全体的な健康状態を把握し、長期的な医療関係を築くことで、より的確な診断と治療が可能になります。また、専門医への紹介が必要な場合にも、適切な連携を行います。
家庭医にどのような症状を相談すべきですか?
家庭医には、風邪やインフルエンザ、胃痛、頭痛、慢性的な病気(例えば、高血圧や糖尿病)、メンタルヘルスの問題など、幅広い症状を相談できます。家庭医は初期診断を行い、必要に応じて専門医への紹介を行います。日常的な健康管理や予防接種、定期健診も相談することができます。
医師紹介
宮崎 郁 医師(院長)
診療曜日:木曜日
診療時間:
9:00am ~5:00pm
言語:日本語・英語
オンライン診察:
NY, GA, OH, TX, KY, IN州で診察
専門:
米国家庭医療認定医
丹波 靖子 FNP
診療曜日:月曜日~水曜日、金曜日、土曜日
診療時間:
9:00am ~5:00pm
言語:日本語、英語
オンライン診察:
NY, NJ, PA州で診察
専門:
ファミリーナース
プラクティショナー
(家庭医療)
創傷ケアスペシャリスト
持ち物
身分を証明できる物
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(例:日本国発行のパスポートや運転免許証、米国州発行のState IDや運転免許証)
保険証券や保険カード
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(保険証書がない場合は事前に保険会社に連絡して対応をご確認ください。海外旅行保険会社の場合、被保険者の補償内容を当院宛に直接FAXいただける場合がございます。)
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